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トルコリラ大暴落を徹底解説!暴落時にハイレバで稼いでいる方法

今日は2018年8月11日!お盆休みがスタートしましたね!(銀行員にはお盆休みはありませんが…(;_;))

昨日、盆休み前の2018年8月10日(金曜日)、トルコの通貨トルコリラが20%急落し、FXトレーダーの間で大きな話題となりました。

Y作

僕も仕事の合間にリアルタイムでチャートを見ていたのですが、衝撃的な下がり方でしたね・・・

今日はそんなトルコリラに焦点を当てて、トルコリラとはどのような通貨か、今回何が起きたのか、高金利通貨が孕むリスクを分かり易くお伝えします!

トルコリラは高金利で有名な新興国通貨

トルコは中東に位置する、日本の約2倍の面積を持つ、人口約8,000万人の新興国です。

そのトルコの法定通貨がトルコリラで、高金利で知られており、日本の投資家にとっても人気の通貨です。

現時点の政策金利はなんと17.75%。

他の新興国と比べても非常に高いことが分かります。↓

政策金利
トルコ17.75%
ブラジル6.50%
インド6.50%
南アフリカランド6.50%

実はトルコの政策金利は今年に入ってから急激な上昇を見せています。↓

1月2月3月4月5月6月7月
8.008.008.008.0016.5017.7517.75

なんと5月に8.00%から16.50%に上がり、さらに6月に17.75%に上がっています。

下げ止まらないトルコリラ

トルコ中銀が政策金利を上げている理由として、トリコリラの下落が挙げられます。

これはトルコリラ/円の週足チャートです。

2017年末頃は1リラ=33円ほどで取引されていたのが、今年に入ってから下落が続いており、6月には1リラ=約24円と通貨安に歯止めが掛からない状況となっていました。

エルドアン大統領は通貨安に歯止めを掛けるべく、「投機筋が為替レートを武器にしてトルコ国家転覆をはかっている」として、国民に対し外貨を売って自国通貨を買うことを呼び掛けてきたものの、国民が外貨売り・リラ買いを進めるような必要性は見当たらず、相対的な価値が失われていくトルコリラの売りは止まりませんでした。

エルドアン大統領は「投機筋」を批判していますが、マーケットではトルコがインフレをコントロールできないとの不安が広がっていました。

また、通貨安を止める為に利下げすべきとするエルドアン大統領と、通貨安を止める為に利上げすべきとする中銀との意見の食い違いや、エルドアン大統領の圧力により中銀の独立性が損なわれるリスクが意識されていたことから、通貨の信認低下に繋がっていました。

6月に8.00%→16.50%、7月に16.50%→17.75%へ利上げ!

通貨安に歯止めを掛けるべく、6月に緊急の利上げがなされました。

8.00%から16.50%へ利上げされ、上げ幅はなんと8.50%。

さらに7月に16.50%から17.75%へ利上げされました。

これにより一時トルコリラは下げ止まりを見せたものの・・・

7月24日の金融政策決定会合で政策金利の据え置きを決定

7月24日の金融政策決定会合でトルコ中央銀行が政策金利の据え置きを決定。

利上げを嫌うエルドアン大統領の意向を強く映す結果となり、中銀の独立性低下を懸念した売りが加速。

高インフレにも関わらず、利上げが見送られたことで、エルドアン大統領の圧力を受けて中銀が思い切った金融政策を打ち出すのが難しくなったと受け止められました。

また、通貨安と高インフレの悪循環が続くとの予想、経常赤字の拡大懸念など、トルコ経済への懸念は強まり、トルコリラ安は続きました。

8月10日、トルコリラ過去最安値更新!

そして、平成30年8月10日、トルコリラは大暴落しました。

これはトルコリラ/円の15分足チャートです。

半日で1リラ=20円から1リラ=16円付近まで、約20%大暴落。

ドルで言えば、半日で1ドル=100円から1ドル=80円に下がるようなものです。(恐ろしい・・・)

大暴落の引き金となったのは、トランプ米大統領がトルコに対しアルミ・鉄鋼関税引き上げを表明したことです。

Y作

やれやれ、またトランプかと言いたいとこですね・・・

こうした中、エルドアン大統領は国民に向けドルや金をトルコリラに両替するよう呼び掛け、アルバイラク財務相も中央銀行の独立性や財政規律の強化を盛り込んだ新経済計画を発表したものの、投資家の不安を払拭することはできず、トルコリラ下落に歯止めはそれほどかかっていません。

今回のトルコリラ大暴落は、政治、経済、金融と全ての部門にわたって投資家の信認を失う中、高金利通貨の抱える高いリスクが顕在化した状況と言えるでしょう。

欧州株、新興国通貨にも波及

トルコリラの大暴落を受け、欧州金融市場では株式や新興国通貨に売りが膨らみました。

欧州は事業や金融面でトルコと結びつきが深く、特にトルコ向け融資に対する懸念から銀行株が大きく下落。

イタリアの主要株価指数FTSE MIBは前日比3%安、ドイツの主要株価指数DAXは前日比2%安で終えました。

また、トランプ米政権がイラン、ロシア、トルコへと次々に強硬姿勢を示すなか、投資家は運用リスクを回避する動きを強めています。

外国為替市場では、トランプ米政権が英国での化学兵器使用を理由に追加経済制裁を検討しているロシアの通貨ルーブルが続落し、ハンガリー・フォリント、ポーランド・ズロチなどの東欧の新興国通貨にもリスク回避の売りが波及しています。

高金利通貨はハイリスク・ハイリターン!

トルコリラは高金利通貨として、日本でも投資家の間で人気の高い通貨です。

しかし、高金利というのは高い金利やスワップポイントが得られる反面、資本を呼び込むためにそれだけの高い金利が必要という、リスクを反映したものでもあります。

Y作

銀行が格付の高い会社には低利で融資し、格付の低い会社には高利で融資するのと同じですね。

つまり、高金利通貨はハイリスク・ハイリターンなのです。

FXで高金利通貨のロングポジションを持つことで得られるスワップポイントは大きく、高金利は大きなメリットであることは間違いありません。

しかし、金利以上に通貨の価値が下落することも少なくありません。

投資家は単純に高金利という事だけにつられるのではなく、なぜ高金利なのかを冷静に判断する必要があるのです。

今回大暴落したトルコリラ、週明けもこのまま下落を続けるかもしれませんし、反発するかもしれません。

高いボラティリティが予想される為、手を出すのは勇気が要りますが、うまくトレンドに乗る事ができればビッグマネーを掴めるチャンスでもあります。

次回はそんなトルコリラを取引する際に、オススメの海外FX業者はどこかを考えたいと思います!↓
>>>トルコリラのハイレバトレードにオススメの海外FX比較

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