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副業お勧めのFXデイトレード!NZドル円の値動きの特徴と投資戦略

NZドル円は値動きが非常に大きくスワップポイントも大きいため、一部の投資家には根強い人気があります。

取引高はそれほど多くはないものの、豪ドルの兄弟のような通貨ペアとして考えられている側面もあります。

本記事では、NZドル円の特徴や注目すべき指標・取るべき投資戦略などについて解説します。

NZドルの特徴

NZドルは、ニュージーランドの通貨です。

まずはニュージーランドとNZドルについて解説します。

ニュージーランドの経済

ニュージーランドの主な産業は、酪農・畜産・林業・農業です。

農産物はニュージーランドからの輸出額の3割を占めており、農産物輸出国であると言えます。

ニュージーランドと言うと資源国であるという印象を持つ人は多いですが、実際のところ資源はそれほど豊富ではありません。

確かに金は産出されてはいますが、他の金産出国とは比べれば少量です。

しかし、NZドル自体は資源価格と連動するように動くことがあります。

これは、ニュージーランド自体が隣国の資源大国であるオーストラリアと非常に密接な関係にあるためです。

高金利

NZドルは、国の金融政策よって高金利に維持されています。

これは、金利を高くすることによって外貨がニュージーランドに流れ込むことを狙っているためです。

ニュージーランドの金利は、隣国のオーストラリアと並んで世界的にも高く、スワップポイント(通貨間の金利差からくるポイントで、FX取引上の金利のようなもの)狙いの投資家から人気があります。

日本にはあまり情報が入って来ない

日本にいると、ニュージーランドの情報はあまり入ってきません。

実際テレビのニュースなどでニュージーランドの政治や経済・金融に関する情報が語られている様子を思い出せる人は、少ないでしょう。

これはニュージーランドの情報が多くの日本人にとって必要とされていないためです。

さらにNZドルの取引が活発になるオセアニア市場の取引時間が日本時間の早朝にあたるためでもあります。

この時間だと金融情報の配信元が、まだ仕事を始めていなかったりします。

オーストラリアからの影響が大きい

ニュージーランドは、オーストラリアに強く影響を受けます。

ニュージーランドにとってオーストラリアは最大の輸出国であると同時に最大の輸入国でもあります。

もともとこの二つの国はイギリスの植民地であり、建国当時から両国ともイギリスからの影響を強く受けていたという背景があるのです。

ニュージーランドとオーストラリアは1983年に包括的な自由貿易協定であるオーストラリア=ニュージーランド経済関係緊密化協定を発行しています。

また、1973年に結ばれたトランスタスマン渡航協定によって2つの国の間では居住や就労をかなり自由にすることができ、移住も容易にできます。

さらにクリケットやラグビーなど共通したスポーツに人気があり、この二国の直接対戦は非常に盛り上がります。

まとめてしまうと、経済的・文化的・国民関係的にも非常に仲が良い国同士なのです。

NZドル円に影響力のある指標

ここではNZドル円に影響力のある指標について解説します。

貿易収支

ニュージーランドは農産物の輸出国なので、貿易収支はNZドル円相場に大きな影響力を持っています。

貿易収支は輸出相手の景気にも影響されるため、一番の輸出相手であるオーストラリアの景気によってニュージーランドの貿易収支も変動しやすいです。

NZIER企業景況感

ニュージーランド経済調査研究所(NZIER)が発表する、ニュージーランドの業況を測定する指標です。

数値が増加傾向にあれば企業の投資が増加していることを示し、今後生産が増加することが期待できます。

予測より高い数値であればNZドルはより買われ、低ければ売られる傾向にあります。

RBNZ(ニュージーランド中央銀行)の金利政策と動向・声明

RBNZから新たな金融政策が発表されると、場合によっては著しく相場が動くことがあります。

金融政策の公式な発表ではないにしても、RBNZ総裁の発言なども注目され、そのコメント内容によっては相場が動くこともあります。

NZドル円で注意すべきこと

NZドル円は、しばしば他の通貨ペアには見せない値動きをすることがあるので注意が必要です。

資源価格の変動の影響は間接的なもの

ニュージーランドは資源国であるオーストラリアと密接な関係にあるため、NZドル円はしばしば資源価格と連動するかのごとく動くことがあります。

しかしながらこれはあくまでもオーストラリアからの影響と言う間接的なものであり、直接的なものではありません。

したがって、資源価格が大きく動いたからといって直接的にニュージーランドの経済に影響を及ぼすわけではありません。

豪ドルのように資源価格が為替相場を直撃するとは判断しない方が良いでしょう。

資源価格の相場とは一歩引いた場所から値動きを見て欲しいです。

ニュージーランド中央銀行の介入

ニュージーランドは高金利が維持されているので、時として急激に買われてNZドル高になることがあります。

あまりに極端にNZドル高になってしまえば、さすがにニュージーランド中央銀行もNZドルの売り介入を行います。

介入が入ればNZドルの価格は急落するため、NZドルを持っている投資家は大きな損を被る可能性があります。

したがって、極端なNZドル高になった場合は、安全のために手放しておくことも必要です。

災害

ニュージーランドは農産物の生産が活発であるため、雨が続いたり大地震が発生したりして生産者が打撃を受けると経済に対しても大きな影響が出ます。

従って、ニュージーランドの災害に関するニュースはチェックを怠らないようにしたいです。

NZドル円の投資戦略

NZドル円の投資戦略について、取引時間やおすすめの取引手法から解説します。

取引時間

NZドル円を取引するならば、日本時間では朝5時くらいから 12時くらいまでを見ておきたいです。

例えばニュージーランド中央銀行が政策金利を発表するのは午前6時ですし、GDPや経常収支などが発表されるのは午前7時45分です。

これらの時間を前後して大きな値動きをすることが多いです。

従って、早朝に取引が可能な投資家が取り扱うべき通貨ペアなのです。

取引手法

NZドル円はスプレッド(売り価格と買い価格の差)が広いので、スキャルピング(数秒から数分程度の超短期売買)はあまりおすすめできません。

また、取引高も少ないので、少し大きな注文が入っただけでもスパイク(一瞬だけ値上がりして戻したり、逆に値下がりしてすぐ戻す値動き)を作りやすいです。

NZドル円 1分足チャートで、青丸がスパイクです。

そのためエントリー価格の近くに損切りポイントを設定すると、スパイクに巻き込まれて損切が確定してしまいやすいです。

従って、取引高自体はあまり大きくせず、損切り幅も広めに設定して1時間から2時間くらいの値動きを取りに行くような売買が利益を出しやすいと考えられます。

 

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