2012年1月から2017年5月までの累積利益・・・540,582円
内キャピタルゲイン・・・169,737円
内インカムゲイン・・・・370,845円
これが私の過去5年半のトレードの結果です。
※これ以降の毎月の運用結果はページ下部に一覧で公開しています^^
グラフにすると以下のようになります。
ここで見ていただきたいポイントは以下の4つです。
- キャピタルゲインよりインカムゲインの方が多い(悲しいことに・・・)
- 最初の約2年間、利益は緩やかに上昇
- 2014年以降の利益の伸びといくつかの大きな損切り
- 2017年1月の約55万円の損切り
私が取引ルールを作るに至るまでどのようなトレードをしていたか、そしてどのようにして今年1月の大損に至ったかを、以上の4点に着目しながらお話したいと思います。
Contents
スキャルピングは楽しい!
私のFXの歴史はスキャルピングの歴史といっても過言ではありません。
2012年1月から2017年1月の大損に至るまで、スキャルピングばかりしていました。
1つの取引で100円から500円ぐらいの利益を狙い、数秒から数分でポジションをクローズし、それをコツコツ積み重ねていました。
多いときは1日20回、30回のトレードをしていた日もあったかもしれません。
スキャルピングは非常に楽しいんです。
感覚的には道に落ちている大量の小銭を片っ端から拾っていくイメージです(笑)
もちろんやみくもにトレードするわけではなく、レンジ相場であることを見計らってトレードはしていました。
大学4回生の頃は時間が有り余っていたので、一日中チャートを見ていた日もありましたが、ずっとチャートを見ていると、数時間10pipsの範囲をウロウロするような、動きが少ない時間帯が訪れることが結構ありました。
そんな時私は「しめしめ」とばかりにスキャリまくっていました(笑)
最初は取引量も抑え、最初の約2年間は3万通貨以上持たないようにしていました。
相場が逆に動いて含み損が出てしまったときは、戻るまでひたすら我慢していました。
その間はヒマで、スキャルピングができないことに物足りなさを感じていました。
下手したら1カ月、2カ月と塩漬けにしていたこともありました。
そして塩漬けポジションの含み損が解消されれば利益確定し、またスキャルピングを開始。
それを続けることで最初の2年間は少しずつコツコツと利益を積み重ねていました。
※現在はハイレバレッジのスキャルピングでさらに効率的に資金を回転させています!
(参考)XMのスプレッドは広すぎる。スキャルピングならTitanFXがオススメ!
オセアニア通貨ペアでの取引開始
何度かポジションの塩漬けを経験し、当初は米ドル・円でトレードしていましたが、そんな時にもスワップで稼げるように、豪ドル・円やNZドル・円でトレードするようになりました。
当時、豪州とNZの金利は今以上に高く、日々得られるスワップポイントは非常においしかったです。
トレード実績であげていますように、スワップ収入を5年半で370,845円積み上げていますが、これはオセアニア通貨様様です。
取引量の増加
本来数秒、数分のうちに利益確定するスキャルピングで、スワップ収入がこれだけ積み上がっているということは、それだけポジションの塩漬けが多かったことを意味します。
実際スキャルピングでしくじって、塩漬けポジションを長く持つことは結構ありました。
最初は塩漬けポジションを持っている間は別のトレードは控えていましたが、2014年以降は塩漬けポジションを横に置いといて、取引量を増加してまた別にスキャルピングするようになりました。
やはりスキャルピングは楽しく、やりたくなってくるのです。
FXは中毒性が強いとよく聞きますが、これも軽度の中毒症状だったと思います。
取引量を増やすとリスクが大きくなることは当然分かっていましたが、今まで利益を上げてきたという自信と、塩漬けはすぐ解消されるだろうという希望的観測が、取引量増加を後押ししました。
利益の増加と含み損の増加
取引量を増加すればその分実現利益は増加しましたが、それと共に塩漬けポジションの含み損が膨らむようになりました。
塩漬けポジションを抱え新たにポジションを持つ際、平均価額を下げようというナンピン※1の発想ではなく、新たにスキャルピングをする為のポジションであった為、エントリーのタイミングは何のルールにも基づいていませんでした。
※1.基準価額が下がった時に追加購入し、平均単価を下げること
結局新たに持ったポジションも含み損を抱え塩漬けになり、また新たに持ったポジションも・・・というように含み損を膨らませた結果、それに耐えきれず大きく損切りしたのが、2015年11月と2016年2月の2回。
ここで合計25万損切りしました。
おそらく何百回、何千回とスキャルピングして得た確定利益をここで大きく減らしてしまいました。
その時の喪失感は大きく、だいぶと凹みました・・・
ここでこれまでのトレードを振り返り反省すればよかったのですが、当時の私は何とか早くこの損を取り戻そうという思いしかなく、トレードスタイルを見直すことはしませんでした。
そして大損・・・
一回当たりのスキャルピングの取引量を増やし、同じようなトレードスタイルで取引を続けた結果、今年1月の大損に至りました。
この時は合計13万通貨、約55万円の損切りを実行しました。
グラフを見て頂いたら一目瞭然ですが、この損切りで私の5年間のキャピタルゲインのほぼ全額が溶け、インカムゲインだけが確定利益として残る形になりました。
5年やってキャピタルゲイン0!
これはもう私のトレードスタイルに問題があると考えざるを得ません。
ここで救いだったのはメインの投資対象がオセアニア通貨であった為、大きなスワップポイントを確定利益として得ることができたことです。
言い換えれば、多くのポジションを長く塩漬けにしていた為、スワップポイントが溜まったに過ぎないのですが、オセアニア通貨でなければこれだけのスワップは溜まっていなかったことを考えると、やはりオセアニア通貨をメインに取引していてよかったと思います。
トレードに失敗してキャピタルロスを出しても、インカムゲインである程度救ってくれるのがオセアニア通貨と言う風に捉えることもできます。
オセアニア通貨はとても優しい通貨なのです(*´-`)
トレードスタイルの見直しと取引ルールの作成
何はともあれ、この失敗で私は反省し、トレードスタイルを見直すことにしました。
反省点としては以下の3つが挙げられます。
- FXの目的が、利益を上げることよりスキャルピングを楽しむ為になってしまっていた。
- 取引量の増加
- 無計画なナンピン
以上を踏まえ、私は取引ルールを作りました!
その取引ルールは以下の記事を参考にしてみてください^^
>>FXのトレードスタイルと取引ルール-FX歴5年Y作が辿り着いた結論
Y作の過去のFX運用実績の詳細
毎月、自分への反省の意味も込めて、FXの運用実績と運用のヒントを公開しています。
興味のある方は読んでみてください^^
●FXデイトレード65ヵ月目の運用結果発表(2017年6月)
●FXデイトレード66ヵ月目の運用結果発表(2017年7月)
また、通常のFXデイトレと並行して、現在は海外FX業者を利用してハイレバレッジでの取引を行っています。
海外FXでの運用成績はこちら赤裸々にまとめています!
まとめ
私はこのサイトを作成するにあたって、初めて今までの利益をグラフにしてみた。
数字を可視化することで分かることはありますね!
最初2年間のようにリスクを抑えたらリターン・ロスは小さいし、リスクをとるとリターン・ロスは大きくなることが見て取れます。(まあ当たり前のことですが)
また今年1月の大損で、キャピタルゲインが0になり、5年間で残った利益はスワップ収入だけと言う悲しい現実も初めて分かりました(笑)
皆さんも一度今までの利益をグラフにしてみることをオススメします!
きっと何かしらの発見があり、今後のトレードに活かすことができると思います。