2017年7月ソーシャルレンディング投資の運用結果

 

2017年7月のソーシャルレンディング(以下、SL)での投資成績をまとめました。

今月のソーシャルレンディング投資の体験や気づき

今月は償還日を迎えたソーシャルレンディング事業者については引き続き、別の投資案件に投資をし、事業者それぞれの流れを検証する日々を過ごしていました。

機能が更に改善された業者や投資案件が増えてきている業者、そしてもう少し頑張ってほしいなと感じる業者もあり、次のソーシャルレンディング投資に結びつくこともできました。

それぞれの業者に対して、自分なり感じたことをお伝えいたします。

今月のソーシャルレンディング投資の状況

今月のソーシャルレンディング投資の収益をまとめてみたいと思います。

現在私が投資をしているソーシャルレンディング事業者は10社で、口座開設だけをして投資をしていないソーシャルレンディング事業者は5社となっています。

No 現在運用中の業者 口座開設のみの業者
1 オーナーズブック ラッキーバンク
2 クラウドバンク SBIソーシャルレンディング
3 クラウドクレジット キャッシュフローファイナンス
4 マネオ スマートレンド
5 アメリカンファンディング ガイアファンディング
6 さくらソーシャルレンディング
7 グリーンインフラレンディング
8 アップルバンク
9 LC LENDING
10 クラウドリース

これは以前と比べて変わりませんが、投資している案件は変わってきているために、それぞれのソーシャルレンディング事業者毎にその内容を詳しくお伝え致します。

オーナーズブック

オーナーズブックの最近の情報として人気があるため、募集をかけた後、早い段階で満額成立をしているものが多数です。

オーナーズブックを運営しているロードスターキャピタル株式会社はサイトでのファンド情報の透明性を高めており、会社としての情報が多く書かれているために、投資家からの信頼も高く人気が出ています。

最近申し込みをした品川オフィスの案件については早い段階で償還されました。

予定利回りが5%前後でありましたが、期限前償還したため、年換算の利回りが14.6%ととても高い配当を受けることになりました。

投資した時にはこんな結果になると思いもよりませんでしたが、融資を受けた会社の運営がが順調にいったことで利回りが高くなることもあります。このことからもソーシャルレンディング市場全体として投資家が増えてきているのではないかと思います。

早い段階で償還されたため、放置状態では勿体ないことをしますので、次回新たな案件に投資しようと思います。

クラウドバンク

クラウドバンクの今の投資状況は、中小企業支援型ローンファンドとバイオマス発電ファンドにしています。

クラウドバンクは出金手数料が無料であるため、いつでも出金が可能という気持ちがあります。これは他のソーシャルレンディング事業者の投資案件に興味がある場合には資金が移動しやすいメリットがあります。

今月の収支に関してはまずまずといったところでしょうか。
(特にキャッシュバックが少なくても雀の涙程度です。。ただ、銀行にお金を預けているよりはよっぽどマシです。)

中小企業支援とバイオマス関連の投資案件でそれぞれ4円いただいていますが、銀行の定期預金で4円をいただくとなると、どれほどまでに預金しなくてはならないんだろうと思うと・・・ソーシャルレンディングを知らない方は苦労されていると思います。

引き続き、クラウドバンクでの運用は検証していきたいと思います。

クラウドクレジット

最近、クラウドクレジットのホームページが一新されて、好感を受けるような色合いになっており、機能的にも充実してきていることから、個人的にはクラウドクレジットを利用し続けたいと前向きに捉えています。

保有している投資案件は以下の3件となっています。

ペルー小口債権者の案件は実績があり、ペルー経済も特に国を脅やかすような出来事がないことから償還日まで安心して見届けることができます。

カメルーン中小企業支援は、少し前、過去の案件に対し配当に遅延が起きた事もあり、私が投資しているその後の案件ではどうなるかなと言う雰囲気がありましたが、クラウドクレジットでの丁寧な対応により現状では大丈夫であろうと確信しています。

クラウドクレジットで一番個人的に好感を持っている点としてサポートからの親切な対応です。

ロシアルーブル建ての案件は実際に投資してみないと解らない点もあったため、検証と言う意味で投資をしました。

どれも海外向けの案件であるために、国内案件よりはリスクがありますが、そのところは他のソーシャルレンディング事業者での投資案件と分散することで、カバーしている状況です。期待利回りが大きいのが、海外案件の最大の魅力ですよね^^

また、新たに導入された機能として予定分配スケジュールの機能はとても見やすく気に入ってます。

予定分配スケジュール(β版)

 

まだβ版としてですが、返済スケジュールを根拠とした将来キャッシュフローの6月期分配時点における予想が確認でき、将来予測に役立ちます。

ビジュアル的に収支がどれくらいになるのかをグラフ化してくれることで投資家にとっては投資成果を見ることができる点で安心感を与えるようにする意味合いもあるのでしょう。個人的には日本人的な発想だなと感じますが、繊細な機能としては今後チェックする時には必ず見るようにしようと思います。

ちなみに、私は3種類の投資案件に投資しているために運用中は30,000円と表示されています。

このような機能は他の業者の方も組み込んでほしいなと思います。

マネオ

マネオはSL最大手の業者であるために、投資した後はただお任せと言うような感じで見ています。

7月の時点ではこのような状態となっています。

とりあえず、今月で128円の入金、収益合計として341円となっています。

投資した案件は3万円となっており、運用利回りが5%~6.5%とマネオの案件では平均的な案件であるため、目的としては検証の意味合いも含めた投資をしています。

22ヶ月の運用期間であるために気軽に償還日を待っているといったところでしょうか。

アメリカンファンディング

アメリカンファンディングは最近投資案件が多くなっている傾向があり、継続して投資をできる環境になってきていると実感しています。

2万円からの少額投資、アメリカの不動産関連の投資案件をメインに取り扱っている事もあり、為替相場による収益の減少があるのか気になりますが、その辺りは担当者も理解しているものと思い、ほとんどの案件が為替ヘッジ有りとなっています。

そのため、今後はアメリカンファンディングには投資をする資金を増やそうかと検討しています。

今のところは1件のみ投資していますが、順調に運用されています。

7月分の入金は100円ちょっとの収益になっていますが、それでも定期預金よりかは高めで、投資した資金、利回り、案件の種類を検証しながら、次の投資に繋げることもできるために、この結果には満足しています。

2万円の投資に1ヵ月で100円ほどの収益回収はまずまずと言ったところです。

さくらソーシャルレンディング(以下、さくらSL)

さくらソーシャルレンディングは、地方創生をメインにサービスを展開しているソーシャルレンディング事業者で、個人的には頑張ってほしい事業者として見ています。

7月の入金は92円となっています。

投資している案件はさくら近畿セレクトファンドで、選んだ理由としては一部担保付、一部保証付と保全がしっかりしており、運用利回りが7.00%と提示しているため投資をしてみました。

運用期間が5ヶ月であることからもうそろそろ償還時期に近づいてきているために、次の投資案件をも検討する必要があるかと考えています。

さくらソーシャルレンディングの最近の傾向として、投資案件が少しずつ増えてきていると感じますが、案件については担保と保証がついていない案件も多くあることから、投資される時は利回りだけに飛びついて投資されるのは注意が必要かと思います。

都心に住んでいる方であれば特に、地方の情勢はあまりわかりづらい点もあるため、詳しくないファンドに投資される場合は、担保と保証、最低限でも担保付での投資案件であって欲しいなと個人的に思います。

私が投資した案件は今のところ、順調に進んでいます。

グリーンインフラレンディング

グリーンインフラレンディングは再生可能エネルギー関連の投資案件をメインに取り扱っており、利回りが高いのも特徴的です。

今月の収益は以下のとおりになっています。

私が投資した案件はメガソーラーローンファンドで、運用利回りが12.00%で最低投資額が3万円以上であるために、投資をしやすいのと検証の意味合いも込めて投資をしました。

運用期間が5ヶ月であることから無事に償還日を迎えた後は、さらに投資額を増やそうか検討しています。

アップルバンク

7月のアップルバンクの投資では償還日を迎えた不動産開発事業者支援のオープンファンドから新たに建売事業者支援ローンファンドに投資をし始めたため、明細では7/11時点で収益と投資資金が返って来たことを表示しています。

アップルバンクがまだ設立して1年も経っていない事から、投資して大丈夫なのか検証目的で投資をして見ましたが、無事に償還日を迎えることとなりました。

そして新たに建売事業者支援のローンファンドに投資した理由として、最近のアップルバンクが取り扱う投資案件の状況が関係しており、この種の案件数が増えてきていることがあります。

建売事業者支援は、一戸建てを建てる業者が融資を受けている案件であるため、今後融資を受けた業者が順調に経営状態が進んでいるのあれば、利用する頻度も増えてくるだろうと思い、まず一回投資をして見て検証してみたいなと思い、投資をしました。

そして収益が順調に進むのであれば、似たような案件でも内容を読んだ上でイメージがつきやすく投資はしやすいかと思っています。

次月には収益が出ると思うので、検証してみたいと思っています。

LC LENDING

LCレンディングのメリットはLCグループとしての保証面であり、LCグループはJASDAQ上場企業であることから安心感があります。

他のソーシャルレンディング事業者としてオーナーズブックがありますが、比べると似たような流れがあります。

LCグループもオーナーズブックを運営しているロードスターキャピタル株式会社と同様、どんな会社なのかをサイトにて公表しているために透明性が高いです。

利回りに対しては10%近い利回りを提示していないケースも多いですが、投資家にとっては安心して投資をしたい心理的なこともあるために、投資の募集をした後、満額成立になるケースも少なくありません。

7月の収益に関しては以下の結果が出ています。

2万円の投資で、利回りが5.50%の案件ですが、無事に収益を得ることが出来ています。

この案件も満額成立している案件で、運用期間が13ヶ月ですが、無事に運用されています。

クラウドリース

クラウドリースは中小企業やベンチャー企業の開業資金などに関わる投資案件が多く、2万円からの少額投資も魅力的です。

7月の収益は以下の内容になっています。

約130円ほどの収益があり、まずまずの内容と見ています。

投資案件は設備資金支援ローンファンドに投資しており、償還日は来年の4月であることからこのまま順調に進んでいくだろうと見ています。

クラウドリースは少額投資が可能なのと案件数が多い特徴があるために、ソーシャルレンディング投資をしたいと思えば、クラウドリースのサイトを見れば、大抵たくさんの募集案件ががあります。

案件には担保と保証がほとんどあることから今後も人気は高まるだろうと見ています。

来月の目標

来月の目標として現状、投資をしているところは検証し、まだ口座開設をしてても投資をしていない業者もあるために、少しずつ投資する幅を広げていこうと思っています。

個人的には1つのソーシャルレンディング事業者にだけ集中的に投資する事は勧めません。その理由として、過去、みんなのクレジットと言うソーシャルレンディング事業者が営業停止処分を受け、最近までは配当してくれたのですが、また検査があってその後配当してくれないと言う噂が出ている事があります。

私自身はみんなのクレジットには投資をせずに良い案件がないか探している最中に、みんクレが営業停止処分を受けたことで、事なきを得ました。ソーシャルレンディング事業者を選ぶのは慎重に選び、投資をしなくてはならない点もあるなと実感しています。

今後も分散投資によるリスクの低減は保って行こうと思っています。

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