日本人FXトレーダーが一番多く取引している通貨ペアは、おそらく米ドル・円でしょう。
米ドルは国際通貨であり、世界的に取引量も多いため、相場が比較的安定しています。
その為初めてFXをされるほとんどの方は、米ドル・円から入ると思います。
それに比べてオセアニア通貨は取引量が多くなく、「オセアニア通貨って何?」という方もおられるかも知れません。
オセアニアとは、アジア、ヨーロッパなどと並ぶ世界の六大州の一つで、オーストラリア大陸、ニュージーランド、太平洋のポリネシア、メラネシア、ミクロネシアの諸島などからなる地域を言います。
そしてオセアニア通貨とは、FXではオーストラリアドル(以下豪ドル)とニュージーランドドル(以下NZドル)を指します。
このオセアニア通貨、FXトレーダーにとって非常にオイシイ通貨なのです!
今日はオセアニア通貨の魅力をご紹介します。
Contents
オセアニア通貨の魅力
政策金利が高い
オセアニア通貨の魅力は、オーストラリアとニュージーランドが先進国であり、相場が比較的安定していることと、両国の政策金利の高さにあります。
主要先進国の2017年5月の政策金利です。
日本・・・0.10%
米国・・・1.00%
欧州・・・0.00%
英国・・・0.25%
カナダ・・0.50%
豪州・・・1.50%
NZ・・・1.75%
スイス・・-1.25%
豪州もNZも数年前と比べると、金利は下がってはいますが、それでも依然として高金利であることには変わりありません。
スワップポイントが大きい
政策金利が高いということは、その他通貨との通貨ペアで見た時の両国金利差から生じるスワップポイントが大きいということです。
例えばSBIFXトレードの1万通貨当たりの豪ドル・円(買)の1日のスワップポイントは38円、NZドル・円(買)は40円です。(2017年6月9日時点)
1万通貨のNZドル・円(買)を1年間保有すると、スワップポイントだけで40円×365日で14,600円儲かるのです!
これってすごい収入ですよね。
金利0.01%の定期預金に100万円預けたとしても、税引後わずか80円程の利息しか付かない時代に、このスワップポイントは非常に魅力的です。
さらに豪ドル・スイスフラン(買)の組み合わせであればさらに両国金利差は広がり、スワップポイントは1日55円、1万通貨1年間保有すれば20,075円のスワップ収入が入ります!
スワップポイントはFX業者によって異なる
ただし、このスワップポイントは一律ではなく、FX業者によって異なることにご注意ください。
私がSBI FXTRADEを選んだ理由のひとつが、このスワップポイントの高さです。他の業者と比較しても、最高水準を提示しています。
オセアニア通貨のFX会社別スワップポイント配当実績をまとめましたのでご覧ください。
FX口座 | 豪ドル/円 | NZドル/円 |
ヒロセ通商 | 50円 | 60円 |
SBI FXTRADE | 41円 | 42円 |
GMOクリック証券 | 38円 | 41円 |
YJ FX | 38円 | 36円 |
DMM FX | 27円 | 49円 |
FX プライム | 33円 | 37円 |
FXトレード | 32円 | 33円 |
Money Partner | 32円 | 30円 |
みんなのFX | 28円 | 28円 |
外為オンライン | 20円 | 20円 |
豪ドル・円、NZドル・円だけでいえばヒロセ通商のLION FXの方がSBIFXトレードより高いスワップポイントを提示していますね。
ヒロセ通商は豪ドル、NZドル、南アフリカランド、トリコリラといった高金利通貨に高スワップを付け、顧客を呼び込もうという戦略をとっているみたいです。
これからオセアニア通貨買いをメインにFXを始めようと思う方は、ヒロセ通商で取引されるのも良いと思います。
ただし、売りで入ると高いスワップポイントを取られますので、注意が必要です。
また、ヒロセ通商は豪ドル・スイスフランといったあまりメジャーではない通貨ペアには全く高スワップはつけておらず、SBIFXトレードが55円を付けているのに対し、わずか1円しかつけていません。
逆に豪ドル・スイスフランの売りではマイナス61円としっかりお金をとっています(笑)
高金利通貨以外ではほぼほぼSBIFXトレードの方が有利なスワップを提示しています。
また、買いと売りのスワップポイントも大きく乖離してはいません。
その点私はSBIFXトレードの方が、公正かつ公平なスワップポイントを提示していると思いますし、好感が持てます。
私はオセアニア通貨以外でもトレードは行いますし、豪ドル・スイスフランでもスワップポイントを狙いに行くので、SBIFXトレード一本で行こうと思っています。
なにより複数の業者にまたがったら管理がめんどくさそうですしね。
【SBIFXとヒロセ通商のスワップポイントの比較】
米ドル・円 | ユーロ・円 | ポンド・円 | カナダドル・円 | 豪ドル・円 | NZドル・円 | フラン・円 | 豪ドル・フラン | |||||||||
買 | 売 | 買 | 売 | 買 | 売 | 買 | 売 | 買 | 売 | 買 | 売 | 買 | 売 | 買 | 売 | |
SBI FXTRADE | 29 | -30 | -18 | 16 | 5 | -7 | 10 | -12 | 38 | -40 | 40 | -42 | -26 | 25 | 55 | -59 |
ヒロセ通商 | 10 | -55 | 10 | -80 | 0 | -70 | 0 | -45 | 50 | -105 | 60 | -115 | -10 | -70 | 1 | -69 |
オセアニア通貨の注意点
金利変動リスク
これは私がFXを始めた時から今に至るまでの両国の政策金利の推移です。
先述の通り、豪州とNZの金利は高金利でこそありますが、数年前から下落基調であることは間違いありません。
そして、政策金利がこの先上がるか下がるかは、私達一般人には分かりません。
分かるとすればその国のトップや中央銀行総裁、その取り巻きぐらいでしょう。
この先金利がさらに下がるようであれば、通貨ペアの金利差が縮小し、当然スワップポイントも下がってしまい、私のやろうとしているトレードの旨みが薄れてしまいます。
万が一通貨ペアの金利差が縮小し、金利が逆転!なんてことになったら、今までスワップポイントを貰えてたのが、逆に払わなくてはいけなくなってしまいます。
その為、スワップ狙いのデイトレをする場合、各国の政策金利には常に注意を払っておかなくてはいけないのです。
中国経済の影響を受けやすい
豪州、NZ共に、中国経済の影響を受けやすく、中国の経済情勢によって為替が左右されやすい傾向にあります。
豪州は資源大国であり、主に鉄鉱石と石炭の輸出に国の経済が依存しています。
そして豪州の最大の輸出相手国は中国。
NZは酪農大国であり、主に酪農製品の輸出に国の経済が依存しています。
NZの最大の輸出相手国は豪州、そして2番目が中国。
その為中国の経済が傾けば、当然輸入を減らすことが考えられ、得意先の中国がモノを買ってくれないと豪州もNZも儲かりませんよね。
中国経済が豪州、NZ両国の経済に影響すると考えるのはごく自然な流れなのです。
その為オセアニア通貨のデイトレを実行するときは、中国経済に常に注意を払う必要があります。
まとめ
高金利でスワップポイントの高さが魅力のオセアニア通貨。
中長期的に高金利のオセアニア通貨の買いポジションを保有することにより、スワップポイントを稼いでいくのが私の狙いであり、1日当たりわずかなスワップもコツコツ積みあげれば、長期的にみれば大きな収益となるのです!
このサイトでは、2012年から私が実際にスワップポイントで稼いだ利益も公開していますので、是非参考にしてみてください。
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