ソーシャルレンディングの運用期間はズバリどのくらいなのか?

投資先のファンドを選んでしまえば、後は運用期間の終了まで待つだけでOKのソーシャルレンディング投資。待つだけの投資で非常な簡単が故に、その運用期間が実際はどのくらいなのかが気になるポイントだと思います。

今回はソーシャルレンディングの運用期間についての詳細な内容をご説明します。

どのようなファンドが運用期間が短い、もしくは長めなのかと、それと運用期間によってのメリットやデメリットについてもお伝えしようと思います。

ソーシャルレンディングの運用期間って?

ソーシャルレンディングのファンドには運用期間というものがあります。

投資家はソーシャルレンディング業者を通してファンドに投資し、ファンドはそのお金を使って事業収益を生み出していきます。
(厳密には、私たちはソーシャルレンディング業者に投資を行い、ソーシャルレンディング業者が私たちの指定したファンドに融資をするという形式となっています。)
ソーシャルレンディング 仕組み

短い運用期間ですと3ヶ月ものもあれば長い運用期間であれば1年や2年などもあります。

ファンドの中には再生可能エネルギー関連ファンドである太陽光ファンドもありますが、長いもので10年程の運用期間があります。

運用期間が終われば、投資家には投資額と利回りによる収益が返金されていきます。

ソーシャルレンディングの案件によって運用期間もさまざま

ソーシャルレンディング業者によって取り扱うファンドも様々であることから、おのずと運用期間も多様になってきます。

運用期間の短いソーシャルレンディング業者

3ヶ月ものの運用期間を取り扱っているファンドであれば、よく取り扱っているSLとしてクラウドリースがあります。

>>クラウドリース

主に中小・ベンチャー企業の融資をメインにしているソーシャルレンディング業者ですが、2万円からの少額投資ができ、ファンド数も比較的多いことからこれから、これからソーシャルレンディング投資をしていこうと思われている方にとっても人気が出てきている業者で注目されています。

運用期間の長いソーシャルレンディング業者

長い運用期間のファンドを取り扱っているソーシャルレンディング業者と言えば、グリーンインフラレンディングやラッキーバンク、太陽光ファンドを専門に取り扱っているエコスタイルがあります。

>>グリーンインフラレンディング

>>ラッキーバンク

>>エコスタイル(エコの輪太陽光発電ファンド)

それぞれ特徴があり、運用期間の長さによっても業者を選び取ることができます。

運用期間によるメリットとデメリット

上記の通り、ソーシャルレンディング業者の取り扱うファンドによってさまざまな運用期間がありますが、運用期間によってメリット・デメリットはどのように理解しておけばいいのでしょうか。

運用期間が短い場合のメリットとデメリットについては以下のことが言えます。

運用期間が短いことによるメリット

  • 早めに償還されるために貸し倒れのリスクを抑えることができる
  • 収益が早めに手元に届く
  • 償還された後、他に気に入っているファンドがあればそちらに新たに投資することができる
  • なるべく資金を手元に置くようにすることができる

運用期間が短いことによるデメリット

  • 早めに償還されることから次のファンドに投資手続きをする必要がある
  • 償還された後、次のファンドがない場合に口座に置きっぱなしにしてしまう

運用期間が短いとまず保有する期間が短いために万が一の貸倒れが起きそうな前に償還されるため、保有リスクを抑えることができます。

例えは、太陽光ファンドのような再生可能エネルギー関連のファンドだと、国に電力買取制度により安定した収益が見込まれますが、それと同時に自然災害や発電設備の維持につき、設備の劣化や野生動物による被害、侵入者から設備を守るセキュリティ対策などが必要になります。

特に設備産業の場合、長期保有によってこのようなリスクが生じるために、ファンドによっては募集をしていた時の利回りに比べ、設備維持の費用を賄うために収益を減らす可能性もあります。

長期による運用期間であれば保有リスクが高まるために投資をする際には十分に懸念材料を見極める必要があります。

そして運用期間が短いと収益が早めに手元に届くために投資に実感を持てるようにもなります(個人的に初心者の場合はこの実感が非常に大切だと思います)。

短い期間でのメリットは総体的に手元になるべく資金を置いて置きたい、そして収益を実感したい方には向いていると思われます。

反対にデメリットを考慮すると、投資の管理にあまり気を留めたくない方には短期のソーシャルレンディング案件は不向きかと思われます。

償還が早いために次のファンドに投資をし続けたいのであれば新たにファンドを見つけて投資しなくてはならないのと、ソーシャルレンディングによってはあまりファンド募集をしていないこともあることから(人気のファンドなどはすぐに募集が殺到し、応募が締め切られます)、次のファンドを選んでいる間は口座に資金を置きっぱなしになってしまい、収益における時間のロスと機会損失を起こすことにもなります。

時間的にも区切りが無く、配当を得られるようにしたいのであれば、長い運用期間のファンドを選び取ることが良いでしょう。

一方、運用期間が長めの場合のメリットとデメリットについては、以下のことが言えます。

運用期間が長いことによるメリット

  • つねにファンド気にする事がない
  • 定期的に分配される(分割分配の場合)ために安定収入感が得られる
  • 新しいファンドに注意を向ける必要がない

運用期間が長いことによるデメリット

  • ファンドを保有し続けることで貸し倒れリスクが高まる可能性がある
  • 太陽光ファンドの場合に、太陽光パネルによる劣化や自然災害の懸念が高まる
  • 投資したお金はファンドが終わるまで返って来ない(途中解約ができない)

運用期間が長いと投資資金についてほとんど目を留めなくてよいメリットがあります。

ソーシャルレンディングの特徴としては、基本的に株や為替のように相場変動により元本が毀損されるリスクがないために、運用が順調であれば配当にだけ気を留めておけばよく、精神的にも楽な面があります。

そして長い運用期間であるために短い運用期間のファンドのようにファンド募集を探し続ける手間も省けます

しかしデメリットとしては前述のとおり保有リスクが高まるために、時と共にファンドの持つリスクが高まっていく事も事実です。

代表例の太陽光ファンドであれば、定期的にメンテナンスも必要になります。ファンドが募集されている際にその分も考慮されているのであれば問題ないのですが、それとは別にメンテナンスが必要になった場合、配当から差し引かれる規約があれば思っていた収益が見込まれない可能性があります。

さらに、ソーシャルレンディング投資においては、基本投資した額は運用期間が終わるまで返って来ない為に、ほかに良い案件があって資金を回したいとなっても、途中で売却することが出来ません

長期保有するからにはそれなりにリスクがあることを理解しておく必要があります。

まとめ

運用期間に対してのファンドのリスクをなかなか見分けられずに投資をすると後で後悔することもあります。

実際に投資した後に資金を移動することができない為に苦労された投資家の方もおられます。

今回説明をした運用期間におけるメリット・デメリットを理解した上で、自分がどのような投資スタイルを持つのかよく考えてソーシャルレンディング投資を楽しみましょう!

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