ソーシャルレンディングが取り扱うファンドを市場全体で見渡した時、その高利回りが最も際立つ特徴ですが、その中でも特定のファンドは「特に利回りが高い」と言うものがあります。
高利回りのファンドの特徴とその共通点に関して、今一度その内容を検証してみます。
高利回りと言えば、再生可能エネルギー関連のファンド!
再生可能エネルギー関連のファンドは特に高利回りであるのが特徴です。
ソーシャルレンディングにおいてはグリーンインフラレンディングが高利回りの特徴を持っています。
グリーンインフラレンディングはソーシャルレンディング最大手グループのマネオグループの中の1つのソーシャルレンディングであり、再生可能エネルギー関連のファンドを中心に募集をかけています。
太陽光発電設備に投資をするメガソーラーローンファンドや最近注目されているバイオマス関連ファンドがあり、他にも水力発電のローンファンドや温度差を利用して発電する海洋温度差発電設備へのローンファンドにおいても注目を浴びました。
平均利回りとして、11.00%~13.00%を提示しており、配当に期待が持てる高利回りを提示しています。
しかし、取り扱うファンドの最低投資額が平均5万円~7万円程度であることから、少々まとまったお金がある投資家が出来る設定となっており、運用期間も1年前後と少々長いことから、資金に余裕を持っている方に対してお得なファンドが揃っているとも言えるでしょう。
他に売電による収入としてのファンドをメインに取り扱うエコスタイルがあります。取り扱うエコの輪ファンドは太陽光ファンドとも呼ばれ、他のソーシャルレンディング業者が取り扱う太陽光発電のファンドは設備費用に投資をする形ですが、こちらの太陽光ファンドは、太陽光によって作られた電力を売電する事よって得られる電力収入に対して投資をしていきます。
再生可能エネルギーは国の固定価格買取制度にて安定的に収入を得られる事から人気が出ており、通常、太陽光パネルを設置する事によって余った電力を売るようなスタイルですが、この太陽光ファンドは業者が1口○○円という形で投資を募集し、長期で分配されるシステムとなっていることから、発電設備を所有しなくても売電による収入を得られるとして、実際に自分が投資をするよりも維持費用が抑えられる面からも大きな人気が出てきています。
太陽光関連のファンドで他にラウドバンクが取り扱っていますが、エコスタイルと同様、利回りが5%~7%前後を提示しています。
>>クラウドバンク
海外向けのファンドはソーシャルレンディングの中でも高利回り!
ソーシャルレンディングにおいては、海外向けのファンドを取り扱っているソーシャルレンディング業者が高めの利回りを提示している傾向も見受けられます。
海外向けのファンドを専門に取り扱うクラウドクレジットについては、平均利回りが7%前後から高いもので13%前後利回りを提示しています。
特に利回りの高いファンドとしてはペルー小口債権者支援プロジェクト、ロシアhttps://investment-research.work/social-lending/crowdcredit.htmlルーブル建てマイクロローン事業者ファンドが高い水準を保っており、簡単に言えば、消費者ローン向けの事業者に対してローンであり、需要は必ずあることから安定的な償還がされるとして人気が出てきています。
しかし高い利回りがある面、海外のファンドを専門に取り扱っているため、ファンドによっては為替ヘッジの影響もあるために、円高によって収益が減ることもあります。
ファンドの運用については問題ないのですが、償還時に円高の影響で収益が見込まれない可能性があるために、ファンドの特徴として円建てで運用しているのかチェックしておく必要があるでしょう。
海外向けのファンドで高利回りとしてはアメリカンファンディングやガイアファンディングのような海外の不動産物件に対するファンドも高い水準を提示しています。
平均9.00%提示し、最低投資額もアメリカンファンディングは2万円からの少額投資ができるために、分散投資をするのにもしやすい環境と言えます。
アメリカンファンディングやガイアファンディングについては今まで貸し倒れ件数が0件であることからまずは投資をしたいと考えているソーシャルレンディング初心者にとっても投資をしやすい業者と言えます。
不動産関連のソーシャルレンディングも注目
不動産関連のファンドはほとんどソーシャルレンディング業者で取り扱われており、その中で高利回りを提示してるのが、ラッキーバンクとトラストレンディング、最近ソーシャルレンディングとして始まったばかりのアップルバンクです。
ラッキーバンクは利回りが年6%~10%で収益は毎月分配をしており、さらに全案件に対して不動産担保を設定しているため、高い保全性が認められている事から、万が一の貸し倒れの際の投資額を目減りさせるリスクを抑えられるとして人気があります。
トラストレンディングも同様に不動産関連のファンドをメインに募集しており、最近のファンドを見ると9.00%前後を提示している事から人気が出ているソーシャルレンディング業者です。しかし最低投資額が10万円からとなっていることからまとまった資金がある方でないと投資するには難しいと言えるでしょう。
アップルバンクはまだ設立してから数か月しか経っていないソーシャルレンディング業者ですが、2万円からの少額投資ができることと、ファンドによっては運用期間がとても短いのもあることから、長期間投資による保有に抵抗がある方にとっては投資をしやすいソーシャルレンディング業者と言えます。
アップルバンク自体、マネオグループの中の1つの業者であることから、マネオのと言う大きなグループがバックにあるため、投資するのに安心できるメリットがあります。
>>ラッキーバンク
>>アップルバンク
まとめ
高利回りの中でも高い利回りを提示しているソーシャルレンディングは以下の3つの分野です。
- 再生可能エネルギー関連
- 海外向けのファンド
- 不動産関連
最近は、ソーシャルレンディング業界全体として利回りが徐々に高くなってきている事から、さらなる高利回りを提示するソーシャルレンディング業者も出てくる可能性があります。
高利回りが高い分、リスクも高まることから、あくまで分散投資を心がけて堅実に資産運用していきましょう!
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