ソーシャルレンディング必須知識!担保保証について

ソーシャルレンディング 担保保証

ソーシャルレンディングのファンドに投資する際に気になるポイントのひとつが、担保が付いているか付いていないかの違いです。

担保がある場合、万が一運用で支障が出た場合に優先的に担保で補てんが行われるため、投資家にとっては精神的に安定をもたらしてくれます。

今回はソーシャルレンディング投資で必須の知識である担保保証について解説します。

担保が必ずあるソーシャルレンディング業者

ソーシャルレンディングは高利回りである分、投資後の運用さえ安全に進んでくれればそれ以上を望まない投資家が殆どです。その運用がうまくいかなかった場合、ファンドに担保の設定がされていれば、なお安心して投資先に選定できるでしょう。

では実際に担保があるソーシャルレンディング業者はどこになるのでしょうか?

その代表的な業者をあげると、オーナーズブックラッキーバンクがそれに該当する業者と言えます。

担保保証の面でオススメの業者1.オーナーズブック

オーナーズブックは日本のソーシャルレンディング業者の中でも歴史のある業者であり、主に不動産系のファンドを専門に投資案件を募集しています。

ファンド数はそれほどまでに頻繁に募集をしているわけではないのですが、堅実な運用やファンドの詳細についても詳しく伝えている事が有名で、そのような透明性から人気となり会員数も5,000人以上突破しています。

取り扱う不動産関連ファンドはすべて不動産担保がついており、融資先に何かあった場合にも投資したお金の安全が守られていると言えます。

ファンド自体も主にメザニンローンを取り扱っている事例が多い事から、不動産担保以外にも銀行の審査の結果融資を行う価値がある企業として認められている投資先が多いことから個人的に非常に安心して投資ができるソーシャルレンディング業者の一つです。

その表れとしてオーナーズブックのファンドの貸し倒れ発生件数は0件を維持しています。

担保保証の面でオススメの業者2.ラッキーバンク

ラッキーバンクもオーナーズブックと同様に不動産を主に取り扱っており、主に不動産開発業者に対して融資を行っています。

こちらも全ファンドに対し不動産担保を設定しており、高い保全性が期待できることや、年の利回りが6%~10%前後で毎月分配と言う事もあることから、ソーシャルレンディング業者の中でも人気の高い業者として有名です。

ソーシャルレンディングの担保と保証について

ソーシャルレンディングの仕組みは、個人や法人から集めた資金を融資が必要な業者に提供し、融資を受けた業者は返済計画に基づいてソーシャルレンディング業者に返済をしていくというものです。

その返済が困難になった場合には、投資家から集めたお金が返済不能という事を意味するため、そのような有事に備えて弁済を確保する手段として担保保証が必要になります。

担保とは、融資を受ける借り手が、事前に貸し手であるソーシャルレンディング業者に対して設定するもので、担保の種類としては、不動産や売掛債権、株式などがあります。

一方、保証については、借り手が返済できなくなった場合、代わりに第三者が弁済する義務を負う事を指します。
※ソーシャルレンディングにおいて主に借り手である業者が代表者が連帯保証人となることが多いです。

担保や保証が設定されていれば、返済できない状況に陥ったとしても、貸し手側があらかじめ設定した担保を売却をしたり、保証人にて代理弁済をすることで、損失分を補てんすることができます。

担保と保証は投資家の元本割れのリスクを抑える事ができるため、ファンド選定の際はこれらが記述されているのかというポイントがひとつのファンドの安全性を確認する指標として役に立つと言えるでしょう。

抵当権について

ソーシャルレンディングのファンドの説明において第一順位の抵当権と言う単語を目にすることがあります。

抵当権とは、他人からお金を借りる時に不動産に設定する担保権の事を指し、ソーシャルレンディングにおいては担保とほぼ同じように捉えていいでしょう。

抵当権の特徴としては、あくまで権利が設定されているにすぎないため、借り手から貸し手へと担保となっている物(不動産)の占有を移す必要がないことです。

住宅ローンをイメージとして例を挙げると、住宅ローンを借りる場合に購入する物件に対して抵当権が設定されており、ローンが完済していなくても、借り手は家に自由に住んで、改築し、売却することもできます(これは低当権を設定している家の占有をローン会社に移す必要がないためです)。

抵当権は、1つの目的物に対していくつでも設定できるため、債務者が複数いる場合に弁済の順番をどうしていくのかも問題になります。

複数いる場合には第一順位、第二順位と返済されていきますが、第二順位まで満たない場合には弁済がされない可能性もあります。

その意味で、第一順位に設定されている抵当権は保全性が高いという事も知っておきましょう。

まとめ

担保と保証について事前に理解しておくと、ファンド毎にどんな特徴があり、リスクが高いファンドなのかそうでないのかも細かく見分けることができます。

ファンドの中には担保と保証が約束されていても、担保の評価額が低いためにファンドして安全性が低くなっているのもあります

ソーシャルレンディング業者によってはファンドの詳細をあまり詳細に記載していない場合もあるので、利回りのみで投資を判断するのではなく、担保の詳細や評価額を知る必要がある場合には、遠慮せずにソーシャルレンディング業者に問い合わせを行いましょう。

大抵のファンドについては、ファンド詳細をについての問い合わせフォームがあるため、問い合わせさえ行えば非常に簡単に詳細を知ることができます(私も投資前には必要に応じて何度でも問い合わせを行っています)。

投資したお金が、万が一の事態で戻らなくなってしまうようなことが無いよう、投資先の選定の際には、必ず事前にファンドの担保保証の内容を確認するようにしてください。

全ファンドへの担保設定を実施しているソーシャルレンディング業者

>>オーナーズブック

>>ラッキーバンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です